首肩のこり・痛み、寝違え

解決事例

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首肩のこり・痛み

首肩のこりや痛みは、顔を下に向けてのスマホ操作や事務作業、パソコンなどのデスクワークを長時間同じ姿勢で行うことで、首肩周りの筋肉が固まってこりや痛みを感じると考える方が多いと思います。

しかし、こりや痛みを感じる原因は筋肉が固まり血流の流れが悪くなることだけではありません。

一時的に肩が凝る場合は血流の滞りの影響もありますが、長年悩まれている方の原因は他にある事が多いです。

その一番の原因は神経の圧迫です。

よく首肩がガチガチに凝って動きが悪く、動かすと痛いから動かさないという方がいます。

この場合でも動かすようにしていった方が良いのですが、施術をして先に痛みの改善をした方が良いこともあります。

猫背などの姿勢の悪さやストレートネック、巻き込み肩など骨格の問題があると血流が悪くなったり、神経の圧迫が起きやすくなります。

また、心臓や肺に異常がある場合にも肩や背中の張りや痛みを起こすことがあります。

その場合、安静時(体を動かずにじっとしている時)にも痛みがあることが多く、問診や検査である程度判断ができますが、異常が疑われる場合は専門医を紹介します。

治療方法

なぜ首肩のこりを起こしているか原因を特定し、鍼灸治療、骨格を考えた手技療法を行います。

首肩の血流が悪いために起こるこり以外は、患部を重点的にマッサージすることはありません。

理由として根本的な解決にならず、症状が取れないばかりか悪化してしまうこともある為です。

また、普段の姿勢や生活習慣に問題がある事が多いため、改善方法を提案し再発しない体づくりを目指します。

寝違え

寝違えはよくソファーや畳の上でうたた寝をした後や、枕をなしで寝てしまった後などに起きます。

しかし、同じようにうたた寝をしても寝違えを起こさない人もいます。

その違いの一つに頸椎の形状(ストレートネック)が影響しています。

また、疲労や首回りの冷えも起こしやすい原因です。

そして、寝違えも筋肉を痛める場合と、神経が圧迫され痛みを起こす場合があります。

筋肉の痛み

一般的に寝違えは首肩周りの筋肉を肉離れのように痛めてしまい起こると言われていますが、私は筋肉を痛めての寝違えはそれほど多くないと感じています。

検査をしてみると、痛みを感じている筋肉の他に原因があることがほとんどだからです。

筋肉を損傷した寝違えの場合、たいてい2~3日で痛みが落ち着いてきます。

治療方法

筋肉を痛めている寝違えには鍼灸治療を行うと早く改善されます。加えて痛めている筋肉のストレッチを行います。

神経根の痛み

ストレートネックのように頸椎の形状に問題がある場合や、枕の高さが合わなかったり、横向きで首が倒れた状態で寝てしまうと、脊髄神経から枝分かれする末梢神経を圧迫して痛みを起こします。

寝違えてから何日も痛みが取れない方のほとんどがこのタイプです。

首や肩の筋肉に痛みがあるので筋肉を痛めていると感じるかもしれませんが、首が全く動かせない、後ろを向くことが出来ない、上を向けないなどの症状が強く出ます。

痛む場所を揉んだり、マッサージをするとさらに悪化することがあります。

治療方法

徒手検査や痛みを発症している部位から神経の圧迫されている箇所を特定し、神経根の圧迫を取るように施術をしていきます。

神経根の圧迫を取り除くには鍼灸治療が有効です。

その後、骨格を考えた手技療法を行い、首の動きの制限を解消しながら痛みも取り除いていきます。

痛みが取れた後もストレートネックの改善や、巻き込み肩を正しい位置に戻すメンテナンス治療を定期的に行うことで再発を防げます。