ぎっくり首 15歳女性

詳細

顔を左に傾け、見るからに首が痛そうな患者様が来院されました。

話を聞くと、今朝起きた時は何ともなかったが、床に座った体勢で急に右に振り向いた時に右首がピキッと変な音がして痛くなり、その後から首が動かせなくなったそうです。

今まで寝違えた事もなく、ここまで痛いのは初めてとの事でした。

前日にスマホを使い過ぎたようで、そのことが原因かもしれないと伝えてくれました。

痛みが出てからは自分の症状をインターネットで調べ『ぎっくり首』だと判断し、「YouTubeを見て自分で治そうとしたけど、全然良くなりませんでした」との事でした。

私は『ぎっくり首』という言葉を聞いた事がなかったので一瞬思考が止まりましたが、確かに急に首が痛くなり動かせなくなったのだから『ぎっくり首』だなぁと妙に感心してしまいました。

理学検査を行い、痛みと動かせない原因は首の神経の圧迫だと分かりました。

鍼灸治療で神経の圧迫を緩めてストレートネックに影響している筋肉にアプローチをしました。

施術後には左に傾いていた顔が真っすぐになり、痛みはありますが首も動かせるようになりました。

3日間は続けて来院を伝え、3日後には神経の圧迫はなくなり全く痛みも感じなくなりました。

少し日にちを開け次回問題なければ終了と伝え、自分で出来るストレッチを指導しました。

4回の施術で終了となりましたが、今回首を痛めた本当の原因はストレートネックです。

ストレートネックは首やの肩こりに影響を与えることは知られていますが、首の動きも制限します。正しい首のカーブがあり正常な首の動きが出来るのです。

ストレートネックは、当院での施術と日常生活の姿勢改善、毎日の体操で改善が見込めます。