神経根の圧迫を取り除く鍼灸治療と首肩の位置を正常に近づける手技療法
3回の施術で痛み軽減し、8回施術で痛みなくなる
顔を左に傾け、見るからに首が痛そうな患者様が来院されました。
約2ヶ月前、久しぶりにランニングをした翌朝から左首肩の痛みを発症し、整形外科を受診して第5/6頸椎での「頸椎症性神経根症」と診断を受けたそうです。
1ヶ月様子をみましたが痛みがある為、近所の整骨院にも行きましたが痛みが増した為に今は行っていないそうです。
当初より少し痛みは引いてきているようですが、痛みで首を動かすことが出来ないため当院をインターネットで見つけて来院されました。
初検時:顔を左右に向けると左肩に痛みがでます。
痛くて動かせないので首回りが硬くなり頭痛も出るようになったそうです。
仕事で1時間デスクワークをすると首左肩から左肩甲骨にかけて痛みが強くなります。
神経根症には鍼灸治療がとても有効で3~5回で痛みが引いてくる事と、普段はシップなどで首を冷やさないようお伝えしました。
2回目(初検から3日後):左首にあった1本のスジは少し和らいで、張る感じになったそうです。
施術した翌日にだるさが出たようですが、最初の1~2回は好転反応として出やすいとお伝えしました。
4回目(9日後):仕事が休みの日は痛みが出なくなり、左右に顔を向けるのも楽になってきました。
仕事に行きデスクワークをしていると左肩や左肩甲骨は凝ってくるようです。
6回目(17日後):左首肩の痛みなくなり良くなっているのが実感できているようで、頭痛も最近は出ていないそうです。
下を向いている作業が長いと左首肩がカチカチに固まる感じはあるそうです。
8回目(24日後):左首肩の痛みはなくなりだいぶ調子が良いようです。
仕事が忙しく下を向いている時間が長いと左肩の張りを感じる時もありますが、その回数も減ってきているようです。
首の可動域も正常に戻り、上下左右・首回しも痛みなく出来るようになりました。
毎日仕事で下を向いている時間が長いので、体のケアを全く行わなければまた同じ症状が出て来る可能性がある為、正しい座位姿勢とセルフストレッチを指導しました。
初診から2ヶ月経過して、現在は2週間に1度のペースでメンテナンスをされています。
仕事終わりに左肩の凝りを感じる日もありますが、全く肩こりを感じない日もあり、以前と比べ楽に過ごせているようです。