鍼灸治療と手技療法
1回の施術で痛みが半分以下になり、1ヶ月で慢性腰痛も改善
ぎっくり腰になり痛みが辛く知人に相談したところ、当院を紹介されて来院した患者様です。
詳しい話を聞くと、もともと慢性的に腰痛はあったそうです。
しかし2日前に自宅で子供を抱き上げた際に右腰にピキッとする痛みを感じ、その後だんだん痛みが増してきて動作時の痛みだけでなく座っているのも辛くなってきたという事でした。
理学検査を行うと右腰に神経の圧迫がみられ、腰椎椎間板ヘルニアの可能性もあります。
しかしそれほど神経症状が強くないので施術で改善は見込めるとお伝えしました。
鍼灸治療と手技療法を行い、翌日来院時には「座った状態からの立ち上がりで痛いが、昨日と比べて痛みの程度は半分以下になった」と話してくれました。
負傷から3週が経った6回目来院時の状態は、「日常での痛みはほとんどないが、車から降りる時や、低い姿勢から立ち上がる時に右腰に痛みがでる」との事でした。
1ヶ月が経った頃には、車から降りる時や立ち上がりの痛みもなくなりました。
しかし、子供を持ち上げる時に怖さが残るようで、継続して施術を行いました。
1ヶ月目以降は週に1回のペースで来院され、慢性的にあった腰痛も全くなく過ごされているようです。
初診から2ヶ月で、怖さなく子供を普通に抱き上げているとの事で、セルフケアを指導して施術を終了としました。
慢性腰痛がある方は、ぎっくり腰を起こさないよう日々の動作に気を付けていると思います。
しかし、慢性的に良くない箇所が腰にあるので、ちょっとした動作でぎっくり腰を起こしてしまう事があります。
我慢できる程度だからと放置せず、慢性腰痛を改善しておくことが大切です。