ぎっくり腰

解決事例

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ぎっくり腰

ぎっくり腰とは「魔女の一撃」とも呼ばれ腰に突然激痛が走る疾患で、正式名は急性腰椎症と言います。

ぎっくり腰は、次の項に書いてある痛みが起こる原因が根底にあり、その上で腰に負担の掛かる動作をした時にを起こることがほとんどです。

患者様の声

E様

27歳 男性

どのような症状で悩まされていましたか?
ぎっくり腰・ヘルニア
通院されて、今の状況はどうですか?
ぎっくり腰になってから通院3日で良くなりました。
日常生活での変化はありますか?
朝に痛みが出ていましたが、痛みもなくスムーズに動ける
院の雰囲気やスタッフの対応はいかがですか?
何気ない会話も楽しく話していただけます。身体の事やストレッチなどもしっかり教えていただき助かりました。
Y様

30歳 男性

どのような症状で悩まされていましたか?
腰痛(ぎっくり腰)、座っている状態が辛い、立ち上がる動作が辛い、床に落ちている物を疲労ことが難しかった。
通院されて、今の状況はどうですか?
腰の痛みもとれて、とても楽です。
日常生活での変化はありますか?
腰を痛める前より、筋肉のはりがとれた気がします!
院の雰囲気やスタッフの対応はいかがですか?
雰囲気はとても良く、スタッフさんも優しく接してくれたので治療も気楽に受けることが出来ました!

痛みが起こる原因

  • 長時間同じ姿勢でいることによる筋肉の緊張
  • 腰の使い過ぎによる疲労、また腰だけでなく全身疲労の蓄積
  • 体幹の筋力低下
  • 背骨と骨盤の歪み
  • 腰や足の冷え

痛みを起こさせる動作や場面

  • 床からかがんで物を持ち上げた時
  • 運動中に体を捻じったり、急な筋肉の収縮があった時
  • 椅子から立ち上がり体を伸ばした時
  • くしゃみをした時

① 筋・筋膜性の痛み

腰方形筋や腸腰筋と呼ばれる腰の深部にある筋肉や、胸腰筋膜と呼ばれる筋膜など腰周りのを筋肉や筋膜を肉離れのように傷めたことによる痛みを筋・筋膜性腰痛と呼びます。筋・筋膜性腰痛はレントゲンやMRIを撮っても異常は見つかりません。しかし、体を動かし筋肉の動きを見たり、徒手検査を行うことで痛めている部分をある程度特定することができます。

ぎっくり腰では胸腰筋膜を傷めることが多く前にかがむと仙骨の辺りに痛みがでます。

治療方法

筋・筋膜性の痛みには鍼灸治療がとても効果的です。鍼灸治療で痛みを軽減させて、痛めている部分に関係のある筋肉を緩めるようにマッサージやストレッチを行います。腰の部位を強く押したり、マッサージすると却って悪化させてしまうことがあるため注意が必要です。

② 神経根の痛み

椎間孔と呼ばれる背骨の間の通路からでてくる脊髄神経が、

・椎間板に潰れる力が加わる

・腰の骨(脊椎)に神経が触れる

などの何らかの原因で一時的に圧迫されて起こる痛みです。

この考え方はあまり知られていませんが、臨床上多く経験しています。

↓こちらの論文にも「神経根障害が腰痛の発生に関与している可能性を示唆している」としています。

神経根性腰痛 (仮称) の検討

The Journal of Japanese Society of Lumber Spine Disorders

腰やお尻など左右どちらかに痛みがでていることが多く、安静にしていても痛みが引いてこない場合があります。そして、時間の経過と共にお尻や脚にしびれがでたりすることもあります。

治療方法

神経根の痛みに対しては鍼灸治療と手技療法を行います。最初に、神経根の障害が起きている箇所に鍼灸治療を行い神経圧迫を緩めます。加えて、背骨の側弯や椎間板の潰れる力が影響していることもある為、それらの改善を考え手技療法を行います。

 

⇒ 手技療法とは

③ 関節の痛み

腰椎の後ろにある関節(椎間関節)や、仙骨と骨盤の関節(仙腸関節)に何らかの力が加わったことにより起こる痛みです。

椎間関節は腰を反る動きや体を左右に捻じる動きをした時に負担がかかります。よって、そのような動きをした時に腰骨に痛みがでる場合は椎間関節を痛めている可能性があります。

仙腸関節とは仙骨と左右の腸骨との間にある関節で、3~5mmほどのわずかな動きがあると言われています。仙腸関節は、片足に体重が乗り地面に強く足を着いた時などに痛めます。それは、仙腸関節周りの靭帯の硬さなどが原因で関節が動かなくなり、地面からの衝撃をうまく吸収できないためです。それなので、歩行時に足を着くと同側の仙腸関節部に痛みが起こります。

治療方法

鍼灸治療で患部の痛みを軽減させます。そして、椎間関節の場合は関節にかかる負担を減らすように手技療法を行います。仙腸関節は、関節の動きを正常に戻すことで痛みの改善を図ります。

④ 腰椎椎間板ヘルニアの痛み

ぎっくり腰でも、腰椎椎間板ヘルニアが起こることがあります。重いものを持ち上げたり、床の物を拾おうと体を前に曲げる動きは椎間板に潰れる力が加わります。その時、腰椎椎間板の繊維倫から飛び出た髄核が神経を圧迫して痛みやしびれを起こす状態を腰椎椎間板ヘルニアと言います。

腰椎椎間板ヘルニアが疑われる場合であっても当院の治療で改善がみられることは多くあります。膀胱直腸障害や下肢の麻痺など、専門医の診察が必要な場合には医療機関を紹介します。

治療方法

鍼灸治療で痛みとしびれの軽減を図ります。そして、椎間板にかかる潰れる圧を緩め、神経の圧迫を取り除く手技療法を行います。

⑤ 背骨(胸椎や腰椎の椎体)の圧迫骨折の痛み

尻もちを着いたり、転んだりした時に背骨(特に胸椎の12番目の骨と腰椎の1番目に多い)に潰される力が加わり骨折します。それ以外にも、重いものをかがんで持ち上げた時などに圧迫骨折を起こすことがあります。ぎっくり腰だと思っていたら圧迫骨折だったなんてこともあります。

少し体を動かすと痛みがあり立って歩けないこともありますが、安静にしていると痛みを感じない方もいます。

圧迫骨折が疑われる場合は、専門医を紹介します。

骨折した背骨が完治しても、脊髄神経や末梢神経が触れて痛みが残る場合があります。

治療方法

骨折した背骨が固まり完治しても痛みが引かない場合は、当院での治療適応の範囲です。痛みの原因を考え鍼灸治療や手技療法で改善を図ります。

予防法

ぎっくり腰は日ごろからのストレッチや体幹トレーニング、生活リズムの改善、違和感を覚えた時点で早目の治療、日頃からのメンテナンス治療で予防できます。


ぎっくり腰に関するよくある質問

Q

ぎっくり腰になった時には冷やした方が良いですか?


A

ぎっくり腰は炎症が起きている可能性があるので、冷やした方が良いという考え方があるのは承知しています。しかし、当院ではアイシングや冷シップなどで冷やさないように伝えています。なぜなら、腰を冷やすと痛みが増すことが多いからです。私は脊髄や脊髄神経が冷える為に悪化すると考えています。

Q

今ぎっくり腰になってしまいました。どうすればいいですか?


A

動くことが出来るようでしたら、早めに当院の受診をお薦めします。

Q

ぎっくり腰で動けません。どうすればいいですか?


A

ぎっくり腰の場合は2日ほどで少しずつ動けるようになってくることがほとんどです。横向き寝で安静にしてもらい、痛みが落ち着き動けるようになったら当院を受診して下さい。

Q

ぎっくり腰は健康保険が使えますか?


A

整骨院では原因がはっきりしている急性の外傷には健康保険が使える為、ぎっくり腰は使える場合がほとんどです。健康保険を使う場合には負傷原因をはっきりお伝え下さい。

Q

ぎっくり腰は何日目からお風呂に入ってもいいですか?


A

ぎっくり腰は痛めた箇所に炎症を起こしていることがあります。負傷から72時間は炎症が続いている可能性がある為、3日間はお風呂に入らないで下さい。4日目以降もお風呂に入ると出た後に痛みが増すことがあります。そのような場合には、痛みが落ち着くまではシャワーにしておいた方が無難かもしれません。

Q

ぎっくり腰は自然に治りますか?


A

自然に痛みが治まることもあります。しかし、繰り返し痛めてしまうことも多く原因を取り除くことが必要と考えます。その為、痛めたら早めの受診をおすすめします。

Q

ぎっくり腰は何日間安静にすればいいですか?


A

3日~7日間が目安かと思いますが、痛みの強さや症状により安静期間も変わってきます。

Q

ぎっくり腰を早く治す方法はありますか?


A

安静と早期治療です。

Q

ぎっくり腰は病院に行くべきでしょうか?


A

当院でも圧迫骨折が疑われる場合には病院を紹介しています。患者様に不安があるようでしたら病院への受診をおすすめします。

Q

ぎっくり腰を繰り返しています?予防法はありますか?


A

ぎっくり腰を繰り返すのには、何かしらの原因があります。当院では原因を見つけ、それに対するストレッチや身体の使い方などの予防法をお伝えしています。

Q

ぎっくり腰に場合にどの向きで寝るのがよいですか?


A

あおむけ寝やうつぶせ寝は痛みが増すことが多いので、横向き寝で股関節と膝を曲げて寝て下さい。