鍼灸治療と手技療法
3回施術で痛みが半分になり、約2ヶ月で運動をしても痛みがなくなる
約1ヶ月前に右足母趾球に痛みを発症した患者様です。
整形外科に掛かり種子骨炎と診断され、超音波治療に2回通われたそうです。
運動(自転車やジムトレーニング)は普通に続けて良いと言われたそうですが、左母趾球に体重が掛かると痛みがあり、このままで良いのか不安になり当院に来院されました。
詳しい話を聞くと、ロードバイクで坂道を上る練習をしていてペダルを強く踏み段々と痛みが出てきたそうです。
触ると母趾球の内側に圧痛があって腫れています。
今はペダルを踏むと痛いので、自転車に乗る時はペダルから足をずらして乗っているそうです。
また、ジムトレーニングはランジが痛く出来ないそうです。
痛みの原因は種子骨に押される力が加わりその周りで炎症が起きている為です。
痛みと炎症を抑える鍼灸治療と、種子骨にかかる負担を減らすストレッチや重心の位置を変える手技療法を行いました。
そして当たると痛むので普段はパットを患部に当ててもらいました。
2回目(初診から4日後)来院時:歩行や日常動作での痛みはだいぶ楽になったようです。
ジムでのランジは痛みがあったので、自転車の練習はまだやめておくよう伝えました。
4回目(11日後)来院時:全体的に痛みは半分以下になり、ジムで動いても楽になってきました。
母趾球の腫れも引きましたが、種子骨の圧痛は残っています。
7回目(24日後)来院時:自転車を漕ぐ際の痛みも軽減してきて、ロードでは痛みが出るが室内での練習は痛みがなくなりました。
「この調子でいけば2ヶ月後のレースも走れそう」と話してくれました。
10回目(47日後)来院時:ロードバイクの練習も100km以上走れるようになりましが、漕ぎ始めは気になるようです。
12回目(56日後)来院時:ロードバイクでの痛みや違和感なく、ランニングや登山も出来るようになり終了となりました。
種子骨炎になる方はそれほど多くない印象がありますが、それでも年に3~4人から相談を受けます。
種子骨炎以外にも言える事ですが、適切な施術を行なえば改善はみられます。
足の指の痛みの詳しい記事はこちら ⇒ 足の指の痛み