鍼灸治療とマッサージとストレッチを加えた手技療法
一回の施術で腕が上がるようになり夜も痛みで起きることなく眠れた。4日後から家事が普通にできるようになり、10日後から仕事に復帰。
4日前、工場で重い物を持つ仕事中に右肩の痛みを感じ、翌日も仕事に行きさらに痛み増したそうです。
その日は、夜中から朝にかけてじっとしていても痛みが強く、翌日近くの整形外科へ行き肩関節周囲炎の診断を受け注射をされたそうです。
少し動かせるようになり翌日は様子を見ていましたが、じっとしていても痛みが強く、知り合いに薦められて当院に来院されました。
主な症状として
などを訴えられていました。
治療室には左手で右腕を支えて歩いて来られ、座って問診時も右肩の痛みをかばうように体が右側に傾いています。
検査で肩を動かすと前側・横側へは少しだけ動かせますが辛そうでした。
右肩に触ると少し熱感があり腫れていていました。痛みの強さからして、肩峰下滑液包炎や石灰沈着性腱板炎などを疑いましたが、整形外科でステロイド注射をしたらもっと痛みが引くはず!?と考え他の部位の検査を行うと首にも問題がみられました。
このような激しい痛みの時に、肩の痛む場所に鍼を行うと却って痛みが増すことがあります。
その為、肩には炎症を抑えるお灸、首に鍼灸治療と手技療法を行いました。
治療後より痛みが軽減したようで、帰るときは腕を支えずに歩いて帰られました。
翌日来院されて「治療した夕方からすごく楽になって、腕も上がるようになった」と腕を上げながら、喜んで話してくれました。
来院から2週間後には、仕事も普通にできるまでに改善されています。
肩関節の痛みは他の部位に比べて改善までに期間がかかることが多いのですが、痛みを起こしている本当の原因にアプローチしたことで、急激に改善がみられた症例でした。