五十肩47歳男性

詳細

１年ほど前から左肩の動きが悪く、高い所の物を取ろうとする時や腕を伸ばして手首を回した時などに左肩に痛みがあったそうです。

その動作をしなければそれほど痛みがないのでいつか治るだろうと放っておいたそうでが、ぎっくり腰になり当院に来院されて左肩についても相談を受けました。

ぎっくり腰は3回ほどの治療で良くなりましたが、肩の症状は簡単に取れません。

患者様には、左肩のある部分の筋肉が縮んでいる為に(その縮んだ筋肉が伸びる時に)痛みが出る事と、なぜその筋肉が縮んでしまったのか？の説明を行い、完治するまでには時間が掛かることを伝えました。

週一回の治療を開始して２ヶ月間は一進一退で、なかなか症状の改善が見られません。

自宅での体操を指導して注意事項もお伝えし、患者様にも協力をしてもらいました。3ヶ月目に入り痛みに変化はないようですが、肩の可動域が広がってきました。

4ヶ月経過した頃には、痛みが出ていた動きをしても気にならなくなってきた為、10日に1回の頻度で右肩と同じ可動域まで改善するように施術を継続してもらいました。

治療を開始してちょうど半年で全く痛みなく、可動域も正常になり終了となりました。

5ヶ月経過した頃、患者様から「このまま治療していて本当に良くなるのかな？と思った時期があった」と正直に話してくれました。その気持ちもすごく分かります。

ですが肩に関しては、拘縮(硬く縮んでいる筋肉)を緩めていくのに時間がかかります。

諦めずに通っていただき、完治されて私もうれしかったです。