肋間筋損傷(ろっかんきんそんしょう)(肋骨の痛み)73歳男性

肋間筋損傷(肋骨の痛み)73歳男性

施術

鍼灸治療

結果

治療した夜は寝返りの痛みがなく、2日後にはほぼ痛み消失

詳細

肋骨の痛みには肋骨骨折・肋間筋損傷(肋骨と肋骨の間にある筋肉の損傷)・肋間神経痛などがありますが、肋間筋損傷と肋間神経痛には鍼灸治療が有効です。

今回、肋間筋損傷に対して鍼灸治療を行い、一回の治療で痛みの変化が見られたので紹介します。

畑でジャガイモを収穫し、ジャガイモの入ったかごを持ち上げて体を捻った時に左の脇腹に激痛が走ったそうです。

それからは、体を動かすと左の肋骨に痛みがあり夜も痛み止めを飲んで寝たそうですが、寝返りの度に激痛が走り眠れなかったそうです。

翌日、当院を受診されましたが、咳や深呼吸をしてもつらいようで治療ベットに横になる事も大変でした。

左の肋骨部分を押して痛む場所を確認すると、肋骨と肋骨の間に圧痛があります。

痛みが強かったので肋骨骨折も疑いましたが、受傷理由と圧痛部位から肋間筋損傷の可能性が高いと考え、患者さんに説明をして鍼灸治療を行いました。

治療して二日後に来院され、「痛みはどうですか?」と尋ねると「治療が効いたのか、もうほとんど動いても痛くありません。」との事。

治療した夜は寝返りしても痛みがなく眠れたそうです。

肋骨骨折(肋骨のヒビも含め)では、このように劇的に痛みが取れることはありませんが、肋間筋損傷などの筋肉に問題がある場合には鍼灸治療は非常に有効です。

肋間筋損傷はゴルフのスイングなど繰り返し捻る動作や、長引く咳などをでも痛めてしまうことがあります。

肋骨周囲の痛みでお困りの方、ご相談ください。