TFCC損傷(手首の小指側の痛み)15歳男性

TFCC損傷(手首の小指側の痛み)15歳男性

施術

損傷部位を固定、鍼治療、超音波治療

結果

1ヶ月過後バトミントンをしても痛みが出なくなるまでに回復。

詳細

TFCC損傷?

一般の人には聞きなれない病名だと思いますが、TFCC (Triangular Fibrocartilage Complex)損傷とは三角繊維軟骨複合体損傷のことをいい、手首の小指側に痛みがでます。

三角線維軟骨複合体は、手首の関節の小指側にあるいくつかの靭帯や関節円盤などを含めた複合体のことをいいます。

テニスやバトミントンなどのスポーツや仕事で、手首をひねる動きで痛めることが多く、治療や適切な処置をしないと、いつまでも痛みが長引くこともあります。

また、初期には痛みが強く、少しも動かすことが出来ない方もいます。

今回の患者さんはバトミントンの練習中にラケットを振った際に痛め、整形外科を受診した、約二十日後に当院に来院されました。

腱の炎症があると言われたそうですが、試合が近く、休まずに練習を続けていたために痛みが引かず、物を持ったり、手をつく際にも痛みが強く何もしていなくても痛みがある状態でした。

当院では、TFCC損傷で痛みが強い場合は、ギプスに似た素材を使い損傷部位を固定します。

そうすることで、痛めた部位の安静が保たれ炎症や痛みを早く抑えることができます。

週に1~2回の鍼治療や超音波治療を続けて、一カ月過ぎた現在はバトミントンをしても痛みが出なくなるまでに回復しています。