腰部脊柱管狭窄症85歳男性

腰部脊柱管狭窄症85歳男性

施術

鍼灸治療とストレッチなどの手技、電気治療、お灸

結果

1週間後には痛みなく寝ることができるようになり、約1カ月後には歩いても痛みがでなくなる。2ヶ月経った頃には、腰と足の痛みやしびれなどの症状はほとんど出なくなった。

詳細

「七カ月前に病院で、腰部脊柱管狭窄症の手術をうけたのですが症状がまったく変わりません。鍼灸治療で改善できますか!?」

当院をインターネットで調べ親戚の方が、痛みとしびれで悩んでいる叔父を連れて来院されました。

 症状を聞くと

  • あお向けで寝る事ができない
  • 常に腰から足先まで、ピリピリとしたしびれがある
  • 長く立っていられない
  • 痛み止めの薬も効かない

 とのことでした。

簡単な検査をしようとしても、体を伸ばそうとするだけで痛みとしびれがでてしまいます。

うつ伏せになることもできないので横向きで、鍼灸治療とストレッチなどの手技を行いました。

一週間後の治療では、夜も痛みなく寝ることができるようになりました。

鍼は治療後にだるさが出てしまうというので途中から電気治療とお灸、それと手技療法を行いました。

約一カ月後の治療時には、歩いても痛みがでなくなり腰のだるさと、足の指の軽いしびれだけになりました。

その後は、週に一回~二回ほど治療を行い、二ヶ月経った頃には、腰と足の痛みやしびれなどの症状はほとんど出なくなりました。

腰部脊柱管狭窄症は、背骨、椎間板、靭帯、関節で囲まれた脊髄神経が通るトンネルのような、腰の脊柱管と呼ばれるところが狭くなり脊髄神経や神経根が圧迫されて起こる病気です。

主な症状として

  • 歩いていると足の痛みやしびれで、歩行ができなくなる
  • かがんだり椅子に座ったりすると痛みが軽減し、再び歩行が可能になる

ということがあります。

当院にも、脊柱管狭窄症の患者様で長い距離を歩けなかったのが普通に歩けるようになっている方が多くいらっしゃいます。

そして、女性より男性の脊柱管狭窄症の患者さんの方が、症状が劇的に改善する方が多いように感じます。

なぜなのでしょうか?

それは、女性は年齢とともに骨粗鬆症になりやすく背骨が潰れる事が影響していることがあり、男性と比べて改善されにくい。

男性は筋肉の短縮による影響で狭窄症になりやすい為、改善しやすいと考えます。

(※あくまでもこれは、私個人の考えです)

最後に患者様が「この治療は、俺に合っている」とよくおっしゃっていただけたのが印象的でした。