変形性膝関節症71歳女性

変形性膝関節症71歳女性

施術

鍼灸治療と手技療法・関節矯正

結果

1回で膝裏の痛みが軽減し、5回目で膝の調子が良いと感じられ自転車が漕ぎやすくなる

詳細

5年以上前から両膝の内側に痛みがある患者さんです。

10ヶ月前に整形外科で変形性膝関節症と診断され、人工関節の手術をした方が良いと言われたそうです。

本人は手術をしたくないとの事で、ヒアルロン酸の注射を5回したそうです。

整形外科に行かれる前後にも病院や整骨院・整体院など5件以上に掛かられたそうです。

痛みは変わらずに悩んでいたところ、知り合いから当院を紹介されて来院されました。

初検時の症状として両膝のO脚があり、内側の関節面に圧痛があります。

関節に水は溜まっていませんが、右膝は全体的に腫れていて膝裏が特に顕著です。

日常動作では長く座っていて立ち上がる時や、しゃがんだ時に膝の内側と裏側に痛みが強く出るそうです。

立った状態や歩く姿からも膝の変形を確認できました。

理学検査を行うと腰にも問題があり、膝裏の痛みは腰からの神経痛も考えられました。

施術として腰と両膝への鍼灸治療、腰や膝に影響する関節や筋肉に対して手技療法、膝関節への関節矯正を行いました。

そして強い痛みが軽減するまでは週に2回の来院を伝えました。

2回目に来院された際、施術後から両膝裏の痛みが4日間楽だったそうです。

3回目の来院時には膝を曲げた時の痛みが軽くなったと変化を実感されているようでした。

初診から3週間経った5回目来院時には自転車が漕ぎやすくなったようで「こんなに良くなるならもっと早く来ればよかった」と話してくれました。

初診から3ヶ月が経過した膝の状態としては、長く座っていて立ち上がる時の痛みは全くない訳ではありませんがだいぶ楽になりました。

しゃがんだ際に左膝はほとんど痛みがない状態ですが、右膝は完全に曲がりきらない状態で深く曲げると痛みはあります。

それでも初診時と比べれば日常の痛みも減り生活の質も向上しています。

変形性膝関節症に関して、変形した膝の関節を元に戻すことは出来ません。

しかし、痛みの軽減やコントロール、関節可動域の改善は見込めます。