鍼灸治療と手技療法・関節矯正
4回施術で物が噛めるようになり、7回施術で大きく口が開くようになる
施術中に患者さんから、「夫のあごが痛くて、歯医者さんでマウスピースを作ってもらいって様子をみているのですが、物も噛めなくなってきて3週間くらい毎日おかゆを食べているのですが、先生のところで治療すると良くなりますか?」と質問を受けました。
「今までにあごの治療をして変化がでなかった人はいないので、治療をしていけば良くなりますよ」と返答し、それから2日後に旦那さんが来院されました。
聞けば半年前から口を開けようとすると右あごに引っかかりを感じていてガクガクする感じがあったそうです。
そして23日前、朝起きたら口が大きく開けられなくなり、食べ物を噛むのが痛くなったそうです。
すぐに顎関節症の治療している歯科を探して掛かり、夜に噛み締めてしまっているのでマウスピースを付けるように言われて付けていますが、症状は変わらないようです。
今の症状としては口を開こうとした時や噛む時に右あごが痛く、口は指一本分くらいしか開きません。
右あごの関節部分の圧痛は一般的にある事が多いのですが、今回はありませんでした。
あごの痛みは首に問題があることが多く、あごに関連している首の筋肉に緊張が強く出ていました。
首の筋肉の緊張やストレートネックが顎関節のアライメントに影響を与えている事を伝え、鍼灸治療と手技療法・そしてあごの関節矯正を行いました。
そして早く変化が出るように一日おきの来院を伝えました。
2回目の来院時に様子を聞くとまだ変化はないようです。
3回目の来院時での様子は、物を噛み始めが痛いが軽くなってきているようです。
4回目の来院時は、噛み始めは痛いが途中での痛みはなくなりました。
5回目の来院時(4回施術後)には、柔らかい物なら噛んでも痛みがなくなりました。
6回目の来院時は、口の開け始めの痛みがなくなり半分までは開くようになりました。
8回目の来院時(7回施術後)には、口を大きく開けると痛みはありますが開くようになりました。
11回目の来院時には、硬い物も噛めるようになってきました。
15回目の来院時には、口を大きく開けるとカクッとするクリック音がありますが、普段は痛みを気にすることなく過ごせているとの事でした。
最初に当院に来院されてから日常生活に支障がなくなる15回目までの期間は1ヶ月と10日程です。
症状の経過に関しては個人差がありますが、あごの症状を起こしている原因に対して適切なアプローチを行うことが出来れば変化はでます。