あごの痛み

あごの痛みには、『殴られた』『ボールが顎に当たった』など原因がはっきりしている外傷的なものと、『だんだん口が開かなくなり痛みだした』『物を噛む時に痛みが出てきた』など本人にもなぜ痛み出したのか原因がはっきり分からない場合とがあります。

後者の原因がはっきり分からない方が多いのですが、全身を見ると他の箇所に問題があって顎の関節に影響を与えていると思われる事があります。

根本を施術していくことで改善、又は症状の緩和が見込めます。

解決事例

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あごの痛み

① 顎関節症

口を開け閉めする時や、食べ物を噛む時にあごの関節からゴリゴリ音がする。

大きく口を開こうとするとカクっとあごが外れたようにんなり痛むなど、口の開閉に伴い顎関節に痛みを起こします。

原因として一般的には噛み合わせが悪いために起こると言われており、口腔外科ではマウスピースを使い噛み合わせを良くしていくことが行われます。

しかし、症状が改善されずに来院される方はいます。

私は、顎関節症の原因は首にもあると考えています。

顎関節症の方はストレートネックだったり、首の筋肉のつき方に左右差があったりと首に問題がある事が多く、それらを改善していくことで顎関節症も改善がみられることがある為です。

治療方法

顎だけではなく、首や背中など全身を見て問題がある箇所の治療を鍼灸治療、手技療法を使い分けて行います。最後に、顎関節を広げて正しい位置に関節が戻るよう矯正を行います。(バキバキ、ボキボキするような強い矯正は行いません)

② 三叉神経痛

三叉神経とは顔の感覚を司る神経で、何らかの原因で神経が圧迫されると顔の部分に痛みやしびれを起こす症状を三叉神経痛と言います。

そして、三叉神経痛でもあごの周辺に痛みを起こすことがあります。

三叉神経痛の場合には口の開閉に関係なく痛み、原因は顎の関節ではなく他にあります。

治療方法

初期の三叉神経痛であれば、鍼灸治療で改善がみられることがあります。三叉神経が圧迫されやすい箇所やツボを使い施術を行います。また、日常生活の改善点を指導します。