鍼灸治療と上半身の手技療法
6回目で咳の出る回数が半分のなり、15回の施術でまったく咳が出なくなり終了
11月の初めに、咳が出て困っているという患者さんが当院に来院されました。
詳しい話を聞くと、毎年9月から2月頃までの寒い時期に、冷たい空気を吸うと咳が出るとの事でした。
今年も咳が出るので、総合病院から咳止めの薬をもらって飲んでいますが変化がないようです。
困っていたところ知り合いから当院を強く勧められて来院しました。
咳や喘息には鍼灸治療が効く事を伝え、首肩周りと背中の硬さもある為手技療法も加えて行いました。
東洋医学的に診て、冷たい空気を吸い込むと咳が出るというのは肺が冷えている状態です。
その為、肺の冷えを改善させていけば咳は治まります。
施術を始めてすぐに咳が少し減り、本人も変化を実感されたそうです。
週2回の来院を伝え、6回目の来院時には咳の出る回数が半分になったそうです。
しかし、日中は良くなってきましたが、夜外にいると咳がでてしまいます。
10回目の来院時には寝ている時の咳がなくなり、本人も「あと少しで治りそう」と話してくれました。
13回目来院時には咳はほぼ出なくなっていましたが、ちょうど12月末から1月にかけてのとても寒い時期だったので、10日ほど間を空けて様子をみました。
その間、冷たい空気を吸っても咳が出る事はなく15回目の施術で終了となりました。
咳が止まらず困っている方は、少なからずいます。
そのような方に鍼灸治療という選択肢がある事を知ってもらいたいです。