内科疾患

身体の病態を把握するには方法として、一般的には西洋医学的に様々な検査の結果から病名をつけて病態を把握します。

しかし、東洋医学では顔色・脈・舌やお腹など体全体の状態から証という病態に分類し、その証が正常に近づくように鍼灸治療をしていきます。

その為、病名に関係なく施術することが可能です。

当院では西洋医学と東洋医学の両方から病態を把握して施術を行います。

内科疾患と言ってもさまざまな病気がある為、特に当院で施術することが多く効果が出やすい病態について記載していきます。

解決事例

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① 咳や喘息

風邪は治ったのに咳がいつまでも出ている、咳止めを飲んでいるけど変わらないなど、咳が止まらずに困っている方は多くいます。

その中には、1ヶ月咳が止まらず肋骨を疲労骨折してしまい、咳をする度に肋骨も痛く辛い方もいます。

喘息に関しても気管支喘息と診断され、夜中や運動後などに咳が出て息苦しいという方がいます。

また、春や秋など季節の変わり目に悪化する方もいます。

風邪による咳と、喘息による咳のどちらに対しても鍼灸治療は有効です。

朝や夕方の冷たい空気を吸うと咳がでるのは、肺が冷えている状態です。

また、布団に入って体が温まると咳がでるのは、肺に熱が多い状態です。

どちらの状態になっているのかを把握して施術を行います。

治療方法

主に胸部背部に対して鍼灸治療を行います。

特に灸治療は非常に効果があります。

喘息などで呼吸がしにくい場合などは胸部の動きが悪くなっている場合があり、手技療法を加えて行います。

② 動悸

動悸とは自分の心臓の拍動に敏感になって、不快感や違和感を覚える状態のことです。

病院で検査をしたが特に異常はなく、原因が分からずどうしたら良いか分からず困っている方は多くいます。

動悸に関しても鍼灸治療は有効です。

私は、肋間神経の圧迫が原因となって起きる場合と、首肩背中などの筋肉が硬くなり胸郭の動きが悪い事が影響して動悸が起きる場合があると考えています。

治療方法

動悸に影響を与えている原因に対して鍼灸治療を行います。

加えて胸郭の動きが良くなるように手技療法を行います。

③ 胃の症状

胃痛・胸やけ・胃もたれ・食欲不振などの胃症状に対しても鍼灸治療は効果が期待できます。

ストレスや食べ過ぎ・冷たい飲み物の摂りすぎが不調の原因になっていることが多いです。

なかなか治らずに胃薬を常に服用している方もいますが、そのような慢性的に胃の不調がある方も鍼灸治療で改善が期待できます。

治療方法

胃に関連するツボを使い鍼灸治療を行います。

背中や足の張り・お腹の硬さに対して手技療法を行います。