鍼灸治療と手技療法
3回の施術で頭痛が軽減
看護師の仕事中に背中を痛めて来院された患者さまです。
詳しく話を聞くと肩こり頭痛もあり、頭痛は5年前からほとんど毎日のようにあって週3回ほど頭痛薬を飲んでいるということでした。
身体の状態を見ると、背中が丸まって肩が巻き込み・首はストレートネックになっています。
よく言われる猫背の姿勢でした。
鍼灸治療で痛みとコリを改善させて、手技療法で肩や首の位置を正常に戻すよう施術を行いました。
週2回施術を行い3回目の来院時に背中の痛みがだいぶ改善され、2回目治療後からは頭痛も出なかったと話してくれました。
背中の痛みは全く気にならなくなり、4回目以降は週1回の施術に間隔を開けました。
頭痛治療は継続して行い、少し痛みを感じる日はあってもひどくないとのことでした。
4ヶ月経った現在は、10日~2週間に一回の施術頻度で頭痛を感じることなく過ごせています。
頭痛は首肩の形状や、普段の姿勢が非常に影響を及ぼします。
首がストレートネックになると、頭を首肩周りの筋肉を使い支えるので首の付け根が硬くなります。そうすると、脳へ行く動脈・静脈の血管が圧迫され、脳が酸素不足になり頭痛が起きます。
これが首肩周りの筋肉が硬くなることで起きる筋緊張性頭痛の原因だと私は考えています。