電気治療と手技療法
3回の施術で運動痛がなくなり、6回で全く痛みなく終了
2日前より足の甲が痛いと小学生の男の子が来院されました。
バスケットボールをしていて靴が当たったり、走ったりすると痛みがでるそうです。
左足の甲の骨が出てきているというので見てみると、確かに骨がとび出ているように見えます。
しかし、この骨のとび出たように見えるのは、関節(リスフラン関節)が潰されて上の方に盛り上がってきた為です。
なぜそのような事が起きるのかを詳しく説明すると、ジャンプなど繰り返し行う競技ではつま先で蹴り出す動きが多く、足裏の筋肉や腱(足底腱膜)を使います。
足底腱膜を使い過ぎると縮むので、その為に足の甲が上に押し出されて今回の痛みになったのです。
ちなみに、なぜ左足に症状が出たのか?
それはレインアップシュートを右手で行い、左足でジャンプする事が多かった為と考えられます。
施術としては原因となる足底の筋腱と他にも影響を及ぼしている筋肉があり、それらをしっかり緩めていくことを行いました。
バスケットは休みたくないとの事で、足の甲に柔らかいパット当て痛みが出ないようにして行ってもらいました。
1週間に2回の施術を行い、4回目の来院時にはバスケットをしても気にならない程度になりました。
患部を押すとまだ痛みがありますが、ポッコリとび出ていた関節部分がなくなってきています。
6回目の来院時には、とび出ていた部分が元の状態に戻って圧痛もなくなり終了としましたが、また同じ様に使っていれば痛みが出てくることがあります。
簡単に出来るセルフケアの方法として、竹踏みをお風呂上りにするよう伝えました。
最後に、子供のお母さんが「とび出ていた骨も治るのですね⁉
ビックリしました」と話してくれました。