顔面神経麻痺32歳女性

顔面神経麻痺32歳女性

施術

鍼灸治療と手技療法

結果

麻痺と違和感もなくなり施術開始一ヶ月後に終了

詳細

約1ヶ月前に左耳の後ろ側に痛みを感じ、それから2週間過ぎた頃、左の目が閉じられない・口角が上がらないなどの左顔半分の筋肉が動かない顔面神経麻痺の症状を発症されました。

発症後に近所に耳鼻科に行ったところその日に大学病院を紹介され、高度の顔面神経麻痺と診断を受けて10日分のステロイドを処方されたそうです。

ステロイドを服用されてしばらく様子をみていましたが、インターネットで鍼灸を知り発症30日後に当院に来院されました。

初検時には、左目が完全に閉じられない・額にしわがよらない・左口角が動かないなどの症状がみられ、「コップで水を飲もうとすると口からこぼれてしまう」と話してくれました。

また、以前から強い肩こりがあったようで、首の付け根で特に左耳の後ろ側に強い圧痛がありました。

顔面神経麻痺の原因はさまざまですが、今回の場合はこの左耳後ろの痛みが原因になっている可能性があると感じました。

施術は左耳後ろの痛みを改善するように鍼灸治療と手技療法を行い、麻痺が出ている顔は触らずにお灸のみを行いました。

経過として

初回施術3日後:鼻の穴が動くようになり、目も動かせた。

10日後:水を飲んでも口からこぼれなくなった。

17日後:口角が上がるようになり、日常で困る事がなくなった。しかし、口まわりの動きは右と同じではない。

24日後:全く気にならない、正常に戻り施術終了。

顔面神経麻痺で鍼灸治療を行ってもすぐに変化が出にくいこともあり、施術開始1ヶ月で終了になることは稀です。

本当に早く良くなり患者さも喜ばれていました。私もうれしかったのですが、その回復の早さには驚かされました。