突発性難聴44歳女性

突発性難聴44歳女性

施術

鍼灸治療と手技療法

結果

4回施術で気にならない時も出現、12回施術で症状なくなる

詳細

左耳の難聴が5ヶ月前からある患者様です。

発症して耳鼻科にかかり突発性難聴の診断を受けて2ヶ月間内服治療をしたが回復しなかったそうです。

もう良くならないと諦めていましたが、同じ会社の方から当院を薦められて来院されました。

症状としては左耳の低い音が聞こえにくく、朝に耳のこもる感じが強くあるようです。

また、仕事がデスクワークの為に首肩のこりも感じるとの事でした。

患者様には「難聴を発症してから5ヶ月経っているので治療をしても完全に取れるとは言えませんが、症状が軽くなるなどの変化は出せると思います」と説明をしました。

鍼灸治療と手技療法を行い、施術を開始して3回までは肩のこりは軽くなるものの、難聴に関しては全く変化がありませんでした。

5回目(初診から11日後)の来院時に、難聴はあるが気にならない時も出てきたようで、朝に耳がこもる感じも少し良いと話してくれました。

それからしばらく一進一退の状態が続き、9回目来院時(初診から21日後)に患者様との会話で、「難聴に関してはこれ以上変化が出るかは分からない気がしていて、一旦様子をみようか迷っている」と正直な気持ちを話してくれました。

肩こりの原因となっている神経症状もまだ残っている状態だったので、説明をしてあと一ヶ月は施術を継続していく事になりました。

しかし、それからは施術をするごと右肩上がりに良くなっていき、12回目の来院時(初診から34日後)には「首肩の不快な感じがなくなり、ここ最近は難聴も気になる時間がなくなってきた」と話してくれました。

前回から一週間後の来院時にも、難聴や耳のこもる感じ・肩こりは全くなかったようで、「あの時治療を辞めずに続けていて良かった」と話してくれました。

耳の症状がなくなり一ヶ月経った現在も再発はしていません。

突発性難聴は発症後なるべく早く鍼灸治療を開始できると、多くの場合に数回の施術で改善が見られます。

今回は発症後だいぶ経ってからの治療開始だった為、変化が出てくるまでも時間が掛かりましたが、諦めずに続ける事で改善されて私も嬉しかったです。