鍼灸治療と手技療法
1回の施術で痛みが半分以下になり、3回の施術で仕事中の痛みも軽減
10ヶ月前から左肘内側に痛みのある患者様が紹介を受けて来院されました。
仕事で商品の入った段ボールなどの重い物を持って運ぶことが多く、使っているうちに痛みが出てきたそうです。
骨が痛いのでどうかなっていると思い整形外科でレントゲンを撮りましたが骨に異常はないと言われ、電気治療とシップをもらいに6ヶ月通っていたそうです。
最近は市販のシップを貼っていまいしたが、日中暑くてシップをしない事が多くなり痛みが増してきているとの事でした。
左肘を触ってみると、肘内側の出っ張った骨の部分(上腕骨内側上顆)を押すと痛みがあり、物を持つ・戸を閉めるなど左腕に力が入る時に痛みが増します。
そして腕を使わず安静にしていても、何となくじんわり痛みがあるようです。
検査をすると肘以外にも首肩こりがあり、その箇所も肘の痛みに影響していそうでした。
関連している箇所と肘に鍼灸治療と手技療法を行い、自宅で出来るストレッチも指導しました。
2回目(初診から3日後):「びっくりするくらい良くなりました」と前回治療後からの様子を話してくれました。まだ仕事で重い物を持つと痛みが出るが前より楽との事でした。
3回目(5日後):肩こりもだいぶ違うようで、楽になってきているそうです。
夜になると強く感じていた左肘周りのじんわりする痛みも最近は感じなくなったそうです。まだ、肘の内側を押すと痛みがあります。
4回目(8日後):重い物を持つ仕事での痛みも減ってきているので、通院頻度を空けてみることにしました。
7回目(25日後):日常での肘の痛みはなくなりましたが、重い物を持った時だけ痛みを感じます。肘内側を押した時の痛みも多少残っています。
肩こりは感じないようで「ずっとあった肩こりがなくなり嬉しい」と話してくれました。
9回目(43日後):左肘内側を強く押しと多少痛みがありますが日常で気になる事はなく、重い物を持っても全く痛みがなくなり終了としました。
一般的に「外側上顆炎」「内側上顆炎」「テニス肘」「ゴルフ肘」と呼ばれる痛みはなかなか良くなりません。
しかし、当院は痛みを起こしている本当の原因にアプローチを行う為に変化を出すことができます。
「もっと早く天寿堂を知っていれば良かった」と来院する度に伝えてくれた事が印象に残っています。