鍼灸治療
治療をした夜には寝返りをしてもそれほど痛みがなくよく眠れ、6日目には、右肋骨を押すと軽く違和感がある程度にまで回復し、8日目には、違和感もなくなり日常生活も普通に送れるようになった。
「昨日、会合があって冷房の風が背中にずっと当たっていた為なのか、夜中から右脇下の肋骨に痛みが出始め朝になってより痛みが強くなってきました」
以前、腰痛の時に鍼灸をして良くなったので、今回も痛みを取って欲しいと患者様が来院されました。
症状を詳しく聞くと、咳をする時に右の肋骨に響く痛みがあり、時々、息が出来なくなるくらい肋骨の筋肉がキューとしまるような感じがあるとのことでした。
患者さんの訴えと、身体をひねった時に痛みがでる事から、肋間神経痛の可能性がある事を伝え、鍼灸治療を行いました。
治療をした夜は「寝返りをしてもそれほど痛みがなくよく眠れた」と話してくれました。
三日間は毎日、その後は一日おきで治療を行い、六日目には、右肋骨を押すと軽く違和感がある程度にまで回復し、八日目には、違和感もなくなり日常生活も普通に送れるようになりました。
肋間神経痛を起こす原因は様々です。
当院には痛み止めを飲んでも効かない、長く痛みが取れないなど肋間神経痛で悩んでいる方が多く来院されます。
そして言える事は、発症後早いうちに治療できると症状が取れやすいということです。
原因を考え、見つけてそれを取り除くように治療を行います。
最後に、帯状疱疹(ヘルペス)の好発部位も肋間神経です。
飲み薬や塗り薬で良くならない方もいらっしゃいます。
風が皮膚にあたったり、服が皮膚に擦れても痛みがでるほど辛いそうです。
こちらも発症後、早めに治療できれば鍼灸治療で改善が見込めます。