「 虫歯はありません」と言われたのに、なぜ痛みが続くのでしょうか?
歯科で徹底的な検査を受け、「虫歯や歯周病ではない」「歯の神経に異常はない」と診断されたにもかかわらず痛みが治まらない。
このような歯の痛みは「非定型歯痛」と呼ばれることがあります。
非定型歯痛の痛みは、 ジンジンと持続する鈍い痛みが特定の歯ではなく広範囲に及び痛み、温度変化やストレスで強まるなど、人によって症状の現れ方は様々です。
非定型歯痛は、かつては「心因性」と片付けられることもありましたが、近年の研究では痛みの信号を受け取る三叉神経(顔の感覚を司る神経)や、その信号を処理する中枢神経(脳)に機能的な異常が生じている可能性が指摘されています。
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咀嚼筋(咬筋、側頭筋など)またはその筋肉を覆う筋膜の過度な緊張や疲労が原因となります。
歯ぎしり、食いしばり、ストレス、長時間のデスクワークによる姿勢の悪さなどが引き金となります。
特徴として鈍い痛みが奥歯周辺に現れやすく、食事などで筋肉を使うと痛みが強くなることがあります。
咀嚼筋以外にも歯痛に関連している筋緊張の強い筋肉を緩めるよう鍼灸治療を行います。ストレートネックや姿勢の悪さに対して手技療法を行います。
三叉神経などの顔面や口腔内の感覚を司る神経が傷ついたり、圧迫されたり、異常に興奮したりすることで生じる痛みです。
発作性神経痛と持続性神経痛に分けられ、発作性の場合には三叉神経痛による、電撃のような激しい瞬間的な痛みが特徴です。
持続性の場合には、帯状疱疹後神経痛(帯状疱疹ウイルスによる神経損傷の後遺症)などによる、焼けるような、またはしびれを伴う持続的な痛みが特徴です。
また、過去の歯科治療後の神経損傷が原因となることもあります。
三叉神経の症状を落ち着かせるように鍼灸治療と手技療法を行います。
片頭痛や群発頭痛などの神経血管性の頭痛に伴って、関連痛として歯に痛みが生じます。
特徴として頭痛の発作と連動して歯痛が起こることが多く、特に群発頭痛では目の奥がえぐられるような耐えがたい痛みが顎や歯に及ぶことがあります。
歯の根と非常に近い位置にある上顎洞(副鼻腔)の炎症や疾患が原因で、上あごの奥歯に痛みが生じるものです。
急性・慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、上顎洞の腫瘍などが原因となります。
副鼻腔炎に対する鍼灸治療と、首回りを緩める手技療法を行います。
狭心症や心筋梗塞などの心臓の病気が原因で、放散痛としてあごや歯に痛みを感じることがあります。
特徴として運動(歩行など)中に痛みが生じ、休むと治まるなど、運動との相関が認められることがあり、緊急性の高い疾患です。
精神的な要因(強いストレス、不安、うつなど)が関与して、歯の痛みとして自覚されるものです。
痛みの訴えが非常に強いものの、歯科的な所見や他の疾患が見つからない場合に疑われます。