腰椎椎間板ヘルニア61歳女性

腰椎椎間板ヘルニア61歳女性

施術

鍼灸治療と手技療法+ストレッチの指導

結果

7回目の治療あたりからあお向けで左足を上げていっても、腰に痛みがなく少しずつ上がるように。10回目の来院時には「ほとんど痛みを感じないけど、長時間座っていると足に痛みがでるような気がする」というレベルにまで回復。4か月後は痛み止めを飲まずに生活出来ている。

詳細

「左のお尻と左ふくらはぎ~足首の外側に痛みとしびれがあって辛い」と娘さんに紹介されて、保育士をしている患者さんが来院されました。

今までの経緯を聞くと、約7ヶ月前から痛みが出始めたようです。

近所の整形外科へかかり、総合病院を紹介されました。

MRIを撮ったところ、腰椎の4番・5番間の椎間板ヘルニアと診断されました。

痛み止めの薬はずっと飲んでいてさらに漢方薬も飲んでみたり、整体にも通っていたようです。

検査をすると、軽く前屈しただけで、左足に痛みがでます。

また、あお向けで左足を上げていくと途中で腰に痛みがでます。

症状からみても、ヘルニアの影響で神経を圧迫しているように思いました。

ヘルニアと思われる症状があっても二週間ほどで改善される患者さんもいますが、今までの経緯と状態からみて、症状が軽減してくるのには時間がかかるとお伝えしました。

鍼灸治療と手技療法を行い日常生活での注意点を説明して最低でも週に一回は来院して下さいと伝えました。

三回目の治療時に「痛みはどうですか?」とたずねると「あまり変化はありません。」とのことだったので治療に加えて、自宅でできるストレッチを指導しました。

七回目の治療あたりからあお向けで左足を上げていっても、腰に痛みがなく少しずつ上がるようになってきました。

そして、十回目の来院時には「ほとんど痛みを感じないけど、長時間座っていると足に痛みがでるような気がする」と話してくれました。

仕事中は前にかがむことも普通にできるようです。

椎間板ヘルニア以外の症状にもいえますが、長い時間かけて痛みが出てきたものは症状が改善するのにも時間がかかることが多いということです。

ほとんどの場合、生活習慣や日常の身体の使い方に問題があり、そちらも改善していく必要がある為です。

数回の治療で、「痛みが変わらない」と思い来院されなくなる患者様もいらっしゃいます。

この患者様に、症状が落ち着いてきた頃に「途中で治療をやめようと思いませんでしたか?」と質問をしました。

そうすると「漢方や整体も三ヶ月通いました。薬をずっと飲み続けるのも嫌だったので」と答えてくれました。

四ヶ月経った現在は、痛み止めを飲まずに生活されています。