鍼灸治療と手技療法
4回施術で普通に歩けるようになり、約1ヶ月で痛みがなくなる
足を骨折されギプスが外れても痛みが取れないと来院された患者様です。
詳しい話を聞くと、25日前に玄関の段差を踏み外して左足を捻ってしまい、痛みと腫れが強いため近所の整形外科へ行かれてレントゲンを撮ってもらったそうです。
左第5中足骨剥離骨折の診断で、ギプス固定を約2週間行った後に取り外せるシーネ固定を1週間して過ごしたそうです。
シーネ固定に変えてから痛みがはっきり分かるようになり、普通に歩けない・寝ていても痛く目が覚めてしまい、整形外科で相談したところ骨折は良くなっているので様子を見るように言われたそうです。
シーネ固定が外れて3日後、左足を引きずるよう当院に来院されました。
痛みを訴える患部を見たところ、まだ骨折箇所の腫れと圧痛があります。
加えて足関節の動きが悪く、骨折した箇所に付着する腱の緊張が強くでています。
今回の痛みは、骨折が治りきらずに痛みを起こしていることも考えられますが、固定をして足首を動かさなかった事による関節の硬さや、腱の突っ張りによる痛みの方が強いように感じられました。
施術として筋肉や腱を緩めて患部の痛みと腫れを引かす鍼灸治療と、関節の動きを良くする手技療法を行いました。
2回目来院時に「少し歩きやすくなり、夜中の鈍痛も楽だった」と話してくれました。
4回目来院時(初診から1週間後)には「足を交互に出して歩けるようになりすごく楽」と嬉しそうに話してくれました。
腫れもだいぶ引いてきましたが、圧痛はまだあります。
10回目来院時(初診から約1ヶ月後)には、腫れと圧痛はなくなり、足首の硬さを少し感じる程度になりました。
ギプス固定をした場合、ギプスが外れても痛みを訴える方は少なくありません。
神経麻痺などの後遺症を除いて、以下の原因が多く見られます。
まずは、ギプス固定をしてもらった整形外科の先生に相談をすると思いますが、なかなか症状の改善が見られない方は当院でも対応させていただきます。