顔面神経麻痺

解決事例

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顔面神経麻痺

顔面神経麻痺とは、顔の表情を作る筋肉を支配している顔面神経が麻痺を起こすことで顔の動きが悪くなる病気のことです。

顔面神経の障害される部位により中枢性の麻痺と末梢性の麻痺に大きく分けられますが、その大部分が末梢性の顔面麻痺です。

末梢性の顔面神経麻痺の原因には、

  • ウイルスによるもの
  • 腫瘍によるもの
  • 外傷によるもの
  • 糖尿病によるもの
  • 中耳炎からくるもの
  • 自己免疫疾患

があると言われています。

その中でも、ヘルペスウイルスが原因と考えられる末梢神経麻痺が多く、当院に来院される患者様もほとんどがこの顔面神経麻痺と診断を受けた患者様です。

顔面神経麻痺の患者様を問診すると、身体の疲れが溜まっている方が多く、扇風機やクーラーなどの風が顔に当たっていた後に発症したという方もいます。

また、触診をすると首肩周りに筋肉のこりや硬さが強い方が多く見られます。

私は、ウイルスだけでなくさまざまな原因が影響していると感じます。

症状として左右どちらか顔半分の動きが悪くなり、

  • 額にしわを寄せることが出来ない
  • まぶたを完全に閉じることが出来ない
  • 口角が上がらない
  • 水を飲もうとするとこぼれてしまう

などの症状が現れます。

顔面神経麻痺への鍼灸治療を行った場合の経過として、効果がすぐに表れるケース(1ヶ月程で治癒)もあれば、2~6ヶ月かけて少しずつ改善してくることもあり経過はさまざまです。

治療方法

首肩周りの異常箇所に鍼灸治療を行い、麻痺が起きている顔面部には直接お灸を行います。

加えて、首肩周りの筋緊張を緩めるように手技療法を行います。

1ヶ月程治療を行い変化が見られない場合には、麻痺顔面部への鍼治療を行います。