新型コロナウイルスの一般的な予防策と言えば、手洗い、アルコール消毒、マスク着用、ステイホーム(人混みを避ける)などウイルスとの接触を極力避ける方法が上げられますが、お灸や酸素カプセルによる細胞の活性化により自己免疫力を高めることで新型コロナの予防が期待できることをご存じでしょうか?
東洋医学の観点から免疫を上げるという事は、体の中の気・血・津液を増やし、流れを良くすることだと考えます。
分かりやすく説明すると「気」とは身体の中にあるエネルギー、「血」は身体の中を巡る血液、「津液」は身体の中を巡る水分です。
東洋医学ではこれらが不足したり、流れが悪くなることで体の不調が起きると考えます。
鍼灸治療には気・血・津液を増やし、巡らせて流れを良くする作用があります。
新型コロナウイルス感染を予防するには、マスク着用・こまめな手洗い・アルコール消毒、そしてワクチンの接種などが言われていますが、加えて免疫力を高めることが重要です。
免疫力とは、病原菌やウイルスなどの異物から体を守る機能のことです。
免疫力を高める方法として、十分な睡眠・適度な運動・バランスの良い食事などがありますが、予防医学の世界では、灸治療や酸素カプセルも免疫力を高める作用があるとされています。
※新型コロナウイルス感染の予防を保証するものではありません。
それでは、実際に身体にどのような作用して免疫力が高まるのかを簡単に説明していきます。
お灸の身体に与える影響として、東洋医学的には気血の流れの改善が期待できます。
そして、西洋医学的にはマクロファージの活性化があります。
マクロファージとは貪食(どんしょく)細胞とも言われ、体の中に侵入してきた細菌やウイルスなどの異物を発見すると、自分の中に取り込み消化します。
このマクロファージがお灸直後と5日目の2回、活性化することが認められています。
また、お灸をするとNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化されると言われています。
NK細胞とは、細菌やウイルスなどの病原菌を攻撃して排除しようと戦うリンパ球のことで、もともと体の防衛機構として備わっています。
これらの働きにより、細菌やウイルスに対してより高い免疫力のアップが期待できるという訳です。
明治国際医療大学の「鍼灸刺激で生体防御反応は活性化されるか?」という研究資料が参考になると思いますので、ご覧になってみてください。
鍼灸刺激で生体防御反応は活性化されるか?
当院では免疫を高めるための3つのツボを使います。
首の後ろの付け根にあるツボです。風邪予防や自律神経の働きを調整します。体を温める効果もあります。
喘息や気管支炎などに効果があり、咳が止まらないなどの時には必ず使うツボになります。
胃腸の改善、足の疲れやむくみ、免疫力の向上などさまざまな効果があります。アフリカのウガンダでは結核予防のため、足三里にお灸をする取り組みがあるほど有名なツボです。
免疫を高める3つのツボに透熱灸というお灸を3壮行います。
透熱灸とは、もぐさを米粒の大きさにひねり、直接肌の上にのせて燃やすお灸です。熱いというよりチクッとする感じがします。
お灸直後には肌が茶色くなることがありますが、皮膚が再生される際に元に戻るので痕に残ることはありません。
酸素カプセルは、高気圧環境による酸素の補給により血中の溶解型酸素が増えて酸素濃度が上がります。
酸素が体の隅々の細胞まで行き渡る事で、細胞が活性化され疲労回復・治癒力の向上・代謝を高めるなど様々な効果が期待できます。
酸素カプセルに1時間入ると3時間~5時間ほどの睡眠量と同じくらい効果があるとされており、睡眠時に分泌される成長ホルモンも増えると言われています。
成長ホルモンには子供の身長を伸ばす以外にもさまざまな働きがあり、その中の一つとして、体の組織の修復・再生をする働きがあるため、身体を修復して体力を回復させることで、細菌やウイルスへの抵抗力や免疫力を高める働きがあります。また、NK細胞の活性化されるため相乗効果も期待できます。
酸素カプセルに入ると免疫力が高まると言われるのはその為です。
灸治療と酸素カプセルを行っていれば、新型コロナウイルスに罹らないという訳ではありません。
日常出来る感染対策をしっかり行い、睡眠・運動・食事に気をつけ、加えて免疫力を高める「お灸と酸素カプセル」を行うことにより、新型コロナウイルスの感染予防も期待できると考えています。
1回 | 2,750円 |
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