灸治療・手技療法と酸素カプセル
受傷4ヶ月後に当院へ来院し、通院2ヶ月目から日中動けるようになり、10ヶ月後に仕事復帰できた
赤信号で停止中、ノーブレーキで後ろから追突された患者さまです。
追突された勢いで前の車にも追突してしまう程の衝撃だったそうです。
受傷直後より首の痛みと両肘の痛みがあり、当日に救急外来で診察を受けて頸椎捻挫と両肘関節捻挫の診断を受けています。
近所の整骨院に通院して少し調子が良いと思える時期もあったそうですが、このままでは良くならないと思い、受傷4ヶ月を過ぎた頃に当院に来院されました。
事故に遭う前は普通に仕事もして動けていたのですが、今は身体が辛いので横になり休むことが多く家事もまともに出来ないそうです。
特に全身のだるさが強く朝は動くことが出来ません。
夕方になるにつれて動けるようになってきますが、雨の日などは一日寝込んでしまうそうです。
加えて、以下のような症状がある状態でした。
身体が弱っているので、施術で強い刺激を与えると痛みや症状を悪化させてしまう事があります。
その為、灸治療と手技療法で様子を見ながら改善を図りました。
また、気圧の影響を受けやすいので酸素カプセルにも週一回入ってもらいました。
開始して1ヶ月経った頃、腰痛と左股関節痛は取れてきましたが、全身のだるさやめまいは変わりません。
それでも、少し動けるようになってきて身体の変化を実感されているようでした。
治療を開始して2ヶ月経ち、だるさやめまいが改善して日中も動けるようになってきましたが、家事などで動くと首や腰・右手首・右足首に痛みがでます。
首に関しては上を向くと首の後ろが詰まり感があり、朝は両手がしびれることもあります。
手首や足首の痛みが取るために、原因をもう一度考え直し施術もいろいろ変えながら改善を試みました。
治療を開始して3ヶ月が過ぎた頃には、天気の変わり目に頭痛や全身のだるさがでる事はありますが、だいぶ動けるようになってきました。
料理で下を向いて長時間立っていると首や腰に痛みがでますが、家事も出来るようになってきてうれしいと話してくれました。
自賠責保険での治療は、3ヶ月(事故から7ヶ月)で終了となりましたが、しっかり良くしたいという本人の希望もあり、その後も2週間に1回の治療を継続して行いました。
当院で治療を始めて10ヶ月経った頃、身体の状態はほぼ元に戻り不調も痛みも出なくなりました。
そして精神的な不安もなくなり、また仕事をしたいという気持ちにもなれたそうです。
仕事復帰をされたタイミングで治療も終了としました。
追突事故に遭ってから1年と2ヶ月です。
この期間が長いのか?短いのか?は分かりません。
今でも何か身体の不調があれば来院されますが、とても元気に過ごされています。
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