オスグッド病(膝の成長痛)13歳男性

オスグッド病(膝の成長痛)13歳男性

施術

電気治療と手技療法+ストレッチを指導

結果

初診から3週間後(治療9回目)には、走ってもジャンプをしても痛みがなくなり終了

詳細

成長痛といえば、オスグッドが有名ですが、今回は膝のお皿の下の骨の出っ張りに痛みがおきるオスグッド・シュラッター病について症例です。

バスケットボールをしている、中学一年生の男子です。

以前から、右膝は痛みを感じる時もあったようですが朝の練習中に、ジャンプの着地・ダッシュをして両膝が痛くなり

  • しゃがめない
  • 自転車を漕ぐのも痛い

と訴えて、その日の夕方来院されました。

診てみると、両膝の下の骨の周りを押すと強い痛みがあります。

また、痛みで膝を深く曲げることができません。

電気治療と手技療法を行い、左膝の痛みはだいぶ軽減しました。

バスケットを含めて、運動を控えるようにしてもらいストレッチを指導しました。

二日後には「右膝は痛みはあるが、だいぶ楽になった」その翌日には「二日後の月曜日からバスケをやってみる」と言えるほどにまで、痛みが軽減しました。

右膝の圧痛は少しありますが、膝を曲げても痛みはありません。

バスケの練習を再開して、ジャンプやジョギングで右膝の痛みが出てしまうようですが一日おきに治療を継続して行いました。

初診から九回目の来院時にはジャンプをしても、走っても痛みがなくなり治療終了となりました。

一般的にオスグッドは成長期にジャンプやダッシュなどを繰り返し行うことで、太ももの前にある大腿四頭筋の緊張が強くなり大腿骨と呼ばれる骨が伸びるのに対してまだ硬い骨になっていない脛骨粗面が上に引っ張られることで痛みを起こすと言われています。

しかし、まったく激しい運動をしていない成長期の子供がオスグッドの痛みを訴えて来院されることもあります。

また、成長期に激しい運動をしていてもオスグッドにならない子供もいます。

骨の伸びる時期が影響していることもあるかもしれませんが、オスグッドになる子供に共通して言えることは姿勢が悪く、筋肉が硬いということです。

それなので、成長が止まらないと治らないでしょうか?とよく質問を受けますが、そんなことはありません。

当院では、姿勢と全身のバランスを考えたストレッチと手技を行いオスグッドを改善しています。