鍼灸治療
3日目には動いた時の痛みはほとんどなくなった
「腰の痛みで動けなくなったんですが、診てもらえますか?」
予約の電話を頂いたのですが、ちょうどその日は混んでいて希望の時間帯に合わず来院されませんでした。
ぎっくり腰だったのかなぁ~と心配していると、後日、その方の娘さんが来院して状態を教えてくれました。
「その後、かかりつけの内科に行ったら、帯状疱疹かもしれないので皮膚科に行って下さいと言われました。
皮膚科にいくと帯状疱疹と診断されたそうです。
そして飲み薬と塗り薬をもらい、家で安静にしています」とのことでした。
帯状疱疹の痛みには鍼灸が効くことを伝えると、効果があるならとすぐに来院されました。
最初に痛みがでてから10日ほど経過しており、最初の頃に比べると少し良いけど、体を動かす時に、腰から右のお尻にかけて痛みがでるようです。
皮膚を見ると右のお尻からももの外側にかけて赤い発疹がでています。
確かに右の坐骨神経に沿って、帯状疱疹があり神経痛の痛みもあります。
鍼灸治療を毎日行い、3日目には動いた時の痛みはほとんどなくなりましたが、神経痛の痛みが残ってしまうことがあるので、発疹が消えるまでは、継続して治療を行ってもらいました。
帯状疱疹の痛み、その後の神経痛には、鍼灸治療が効果あり、特にお灸が効きます!
今回の患者さんは発症して10日後と比較的早く治療が出来たので、神経痛が残ることなく治りましたが、帯状疱疹後、神経痛で発症してから期間が長く経過してしまうと、完全に痛みを取り除く事が難しくなってしまいます。
帯状疱疹には鍼灸治療!?とすぐに結びつかないかもしれませんが、早めの治療が効果的です。